テレアポ職人の竹野恵介です。
今回のテーマは「人に伝えるのは難しい」です。
テレアポをやっていてつらい事のひとつに「伝わらない」この部分があるかと思います。話しをしている途中で切られる、違った解釈をされて断れる等々、「どうして伝わらないんだろう」地団駄を踏む事があるかと思います。
人に伝える事は面談でも難しいです。
先日、タクシーに乗って「待山医院の近くまでお願いします」と言った時の事です。「タクシーあるある」みたいですが、まず、行先を言っても返事をしません。返事が無いので「分かりますか?」と聞くと「分かってます」と怒っています。さらに、途中で道路工事をしていて迂回しなければいけないので、道を教えたのですが返事がありません。
そして、待山医院に着くとドアを開けます。私は「待山医院の近くまでお願いします」と言っています、目的地は医院のもう少し先です。しかし、待山医院で止まって「あ、もう少し先です」と言ってもしばらくドアを閉めません。そこで降りて歩いても良かったのですが介護が必要な叔父と一緒だったので歩くのはちょっと難しい状況でした。
その事はタクシーの運転手さんも車椅子からタクシーに乗せたので分かっているはずです。しばらく無言の攻防があってタクシーの運転手が折れてドアを閉めます。そして、目的地に辿り着きます。
この例は極端な例かと思いますが、私は「待山医院の近くまでお願いします」と言っていますが、タクシーの運転手さんは「待山医院まで」と思っています。着いてドアを開けたまま閉めないという事をするのは、タクシーの運転手さんとしては目的地まで着いているのに何で文句言っているんだ。この様に思っているはず。
人が思ってしまった事は変えられません。私が若かったらこのケースではタクシーの運転手さんにキレていたかもしれません。しかし、私も年を取ったので「すいません、私の言い方が悪かったですね、もう少し先までお願いします」と伝えました。
伝わらない事を他人に転嫁しても何も変わりません。伝わらなければ伝わる様にしなければいけません。
その応酬話法のひとつが「すいません、私の言い方が悪かったですね」です。
これをテレアポで使うと何人かは聞く耳を持ってくれます。しかし、通常は伝わらないと「あぁ~、そうじゃないんです」と否定から入ると思います。
否定をしてしまったら聞く耳は持って貰えません。人に伝えるのは難しい、この部分を理解して、どう工夫をして伝えるか!ここがテレアポでは重要なポイントです。