テレアポ職人の竹野恵介です。
今回のテーマは「テレアポの体験談」です。
私はテレアポを約18年やっています。ですので、体験談としてはたくさんあります。
しかし、良い体験だけをしている訳ではありません。
むしろ、テレアポを始めた頃はとてもキツイ体験でした。
私がテレアポを始めたのは、外資系の保険会社で売れない時代に強制的にテレアポをやらされていました。営業成績が悪い時期は訪問先に困るものです。そんな時に上司が私と同じ様に保険の営業をやる人のスカウトのテレアポをやらないか?と持ちかけてきました。
本来は上司の仕事ですが、そのスカウトの電話でアポが取れた人には保険の話をして良いという良い条件が付いていました。訪問先に困っていた私にこの話を断るという選択肢はありません。
しかし、やってすぐに後悔します。
当時は個人情報がうるさくなく大学の名簿(電話帳並の厚さ)が手に入り、電話をする事が出来ました。実際に電話をしますが、当時(20数年前)無名な外資系保険会社から怪しい電話(ヘッドハンティング)が掛かってくると、ガチャ切りの嵐です。
まぁ~ガチャ切りならまだ良いです。中にはここでは言えない様な罵声を浴びせられる事もありました。でも、当時、他に人に会う方法が無かったのでやり続けるしかなかったのです。朝から晩まで部屋に籠って電話をし続ける事は苦痛以外の何ものでもありません。
同僚からも陰口を言われ、アポも取れない。この状態が続くと次第に体が変調をきたします。ある時に髪を切りに行くと美容師さんから「10円ハゲが出来ていますよ」と言われ、食欲もなく食べても吐いてしまう事もあります。落ち込むと会社に帰れなくて山手線を3周回った事もあります。
こういう体験談はあまり話をしない方が良いのかもしれません。
しかし、事実ですので敢えて書きます。
そして、ここを脱したのは実践の中での試行錯誤とデータの記録です。
実践の中での試行錯誤と仮説を立てて実施をして修正を加える事です。
そして、その実践を数値で管理してどうなったのか検証する。
この流れに関しては別の機会に書きますが、この試行錯誤も大事です。